景気への影響が懸念されている、サプライムローン問題ですが、
どういった形で経済に影響を与えるのか?
そのことについて、解説します。
米国で売り出された住宅ローンである、サプライムローンが、
世界経済に影響するのは、きちんとした理由があります。
理由の一つ目は、
サプライムローンが証券化され、大量に販売されたことが原因です。
大手金融機関は、サプライムローン関連の証券を大量保有していました。
近頃、サプライムローン関連証券が破綻し始め、不良債権化したので、
大手金融機関の収益が悪化。かなりの損失が出ました。
損失額の一例↓
農林中金 400億
三井住友FG 320億
みずほ証券 260億
メリルリンチ 2.680億
大手金融機関の収益が悪化すれば、株式市場も混乱します。
さらに、損失を穴埋めするため、大量リストラも起こります。
実際、バンク・オブ・アメリカは約3000人の人員削減を表明しました。
こういった悪条件により、アメリカ経済は大きな損失を受けました。
もう一つの理由として、
サプライムローンを組んだ低所得者が、窮地に追い込まれたこと。
家を追い出されたり、家計が破綻する事態がおきたため、
そうなった方達は、消費など出来ません。つまり、アメリカの消費が減速。
その結果、経済全体が失速する形となりました。
こうなると悪循環です。
経済成長を支える消費が少なくなる
↓
アメリカ経済全体が失速する
↓
物が売れないと、会社が沢山潰れる
↓
無職になる人間が増える
↓
そして、さらに消費が少なくなる。
こういった悪循環が起こります。
アメリカ経済がこれほど混乱すれば、世界中で影響が出ます。
(まとめ)
サプライムローン問題の影響は、世界中で発生します。
まずアメリカ経済が大きな打撃を受け、失速。
その結果、世界中の経済活動に影響を及ぼす。
アメリカという市場の影響力は、巨大ですからね。
今後、どの程度の影響が出るかは、実は誰もわからないのです。
来年には落ち着くという見通しもありますし、
日本のバブル崩壊並みに、経済が悪化するという見通しもあります。
具体的な数字を出して、正確に未来の状況を予測できるのは、
極々、限られた一部の人間だけでしょう。